忍者ブログ
つれづれな更新雑記です
2024.04 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30
[1]  [2
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

本屋でいつもと違う平積み(よくあるけど)になってたので
何事かと帯を見ると
某国営放送木曜時代劇でドラマ化ですってっ!!
とうとうこの日が来たかって感じ。
鎌倉河岸と磐音とどっちが先かと思ってたら磐音だったか…。
磐音役は山本耕史くんです。ぽわっとした雰囲気だしハマってるかもね。
久々に見てしまいそうです。楽しみだ。

最新刊「荒海ノ津」
福岡藩での磐音の一騒動と江戸での品川家の一大事と2間中継的に進んで行きます。あいかわらず読み出すと止まらない。
品川家は落ち着くとこに落ち着いたし嫁も見つかったしで万々歳(笑)
磐音といい柳次郎といい、わかってはいたけど正直者は得を見るいい構図ですね。
次は大阪あたりでひと騒動あるかなどうかな?

拍手[0回]

畠中 恵著。

体がめちゃくちゃ弱い若だんなとなぜかいつも若だんなの周りにいる妖怪たちが事件解決に乗り出す愉快な推理もの。
つーかもう(両親&妖怪に)甘やかされてる若だんなが可愛いすぎです(笑)
役者なら千両稼げるほどの色男なのに病弱ッ!そんでもってなかなか家から出してもらえない廻船問屋の箱入り一人息子17歳。
金はあるのに使うのはくぐり戸を出て十歩も歩かないところにある菓子屋の菓子を買うくらい。しかも若だんなの唯一といっていい幼馴染の店だ。
ものすごい過保護(笑)
その若だんなにあれこれ世話を焼く、実際もうほとんど親代わりレベルの、手代の二人がなんと犬神と白沢という妖怪だったり。
時代小説でファンタジー(笑)
おちゃめな妖怪たちもまた楽しい。鳴家(やなり)に群がられた若だんながおつです。

うっかり手にとって読んでしまってハマってしまった。
「ぬしさまへ」は続編。
それも早いうちに読んでみたいなぁ。

拍手[0回]

隆 慶一郎著。
「吉原御免状」を読んだ後、貪る様に読んでしまった一冊。
前作から5年後の松永誠一郎は無事吉原の惣名主となっていた。裏柳生との戦いに辛うじて勝ちはしたものの今だ神君御免状を狙う手は止まず、その上、誠一郎自身をつけねらう裏柳生の元党首・義仙はことあるごとに誠一郎を亡き者にしようとする。岡場所を乱立させ吉原への攻撃とし件の御免状をなんとしても手に入れたい老中。老中の影で岡場所を操りながら誠一郎への攻撃を目論んでいた義仙と吉原者を率いて根城に乗りこむ誠一郎の壮絶な船上戦は手に汗握ります。
切なさと虚しさを感じながらいつしか誠一郎は人を殺すことに疑問を感じ始める。その心の動きも胸に染みるのです。
歴史の狭間に「もしかしたら」あったかもしれない、その「if」がこの小説を傑作たらしめているんだろうなぁ。
出来たら他のすべての著書も読んでみたい。

拍手[0回]

夷作っ…!!よかったっ(涙)
いきなり回想シーンから始まったのでこれは何か涙腺を刺激させるつもりなのかしらなどと思っていたのですが(お陰でその後、例の状態の夷作の手を握るトワにうるうるキましたが)そうきましたか。ありがとう不死の身体っ!ありがとう巨漢!
やっと本命登場ですよ。長かったね卍。加賀で凛は一皮剥けたと思ったけど今回また成長してる。つかあのステキな攻撃っぷり、ものっそスッキリしました。ここ数巻の鬱々としたものがさっぱりと晴れたってかんじです。しかし、無事脱出できたとしてこのままだと卍も凛もさらにお尋ね者になってしまうのでは…そん時は逸刀流と宣戦協力とか?それはないか。
不死力は次巻解明される様ですが、あの方法で不死力を移植された人たちは一生不死のままなのか…途中で効力が切れるのか…血仙蟲いないじゃん?
卍が無事だとわかるとそれ以外の事が気になるんだよね。
仇討ちとかさ…つか凛は天津をどうしたいんだろう。

今回クイチルのかわいさにメロメロでしたが、ふと気付いたことが…もしかして夷作って若い?!もしかしてもしかしなくてもトワと歳あんまり変わらない?!

拍手[0回]

隆 慶一郎著。
読み終えてすぐに、この本に出会えてよかったと思った。
宮本武蔵に育てられた主人公・松永誠一郎が武蔵の遺言で吉原に赴くところから始まるストーリーは、誠一郎の出生の秘密と吉原創設の秘密、果ては神君家康の秘密へと通じていく。キーは題名にもある「神君御免状」。吉原に遊里を開くことを許可する免状ではあるのだが、そこに隠された幕府をも転覆させるほどの秘密が吉原vs裏柳生の目を覆わんばかりの戦いとなっている。
吉原は女たちを、果ては傀儡子族を守る城である。吉原遊里に対する作者の新解釈に目から鱗なのです。
もちろん吉原という以上エロスもありです。

緻密に練られたストーリー、登場人物の背景や心情、固唾を飲むような立会いと、すべてが最高級。惜しむらくは著者がたった5年の作家人生ですでにこの世にいないことと、4部作からなるはずだった誠一郎と吉原の歴史の一端がこの「吉原御免状」と「かくれさと苦界行」にしか残されてないことなのです。

読み終えていつまでも目の奥に浮かぶのが、薄曇りの芒原に立つ誠一郎の後姿だったりする。

拍手[0回]

Powered by Ninja Blog Photo by MENDORI Template by CHELLCY / 忍者ブログ / [PR]